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無料翻訳サイトで機械翻訳してみよう

機械翻訳はブラウザー上で利用できるものが多く、その中には無料で翻訳できるサービスもあります。今回は、代表的な無料の機械翻訳サイトを6つご紹介します。

※無料の機械翻訳サイトは手軽に使えて便利ですが、注意点があります。入力した文章が、AIエンジンの学習目的などの用途に使用される恐れがあります。住所・メールアドレスを含む個人情報は入力せず、機密事項は必要な部分のみを分割して利用するなど、取り扱いに注意しましょう。

Google翻訳

2016年11月、GoogleはAIの「ディープラーニング」技術を活用した、ニューラル機械翻訳を発表。翻訳精度が飛躍的に向上しました。その後も継続的に翻訳精度が改善されており、日本で最も利用されている翻訳サービスの一つです。

100言語以上に対応しており、一度に5,000文字まで翻訳できます。

テキスト入力に加えて音声入力、手書き入力など、多様なインプットメソッドを提供しています。また、幅広いファイル形式の翻訳とWebページの翻訳にも対応しています。

DeepL翻訳

ドイツのスタートアップ企業DeepL社が2017年に開始した機械翻訳サービス。2020年3月から日本語にも対応しました。英、独、仏などのEUの公用語を中心に26言語に対応しており、1回5,000文字までの翻訳が可能です。また、WordとPowerPointのドキュメント翻訳にも対応しており、用語集を登録することもできます。

翻訳の精度に定評があり、日本語版のリリースに際して同社が実施したブラインドテストでは、Google、Microsoft、Amazonの翻訳サービスと比較して最も高い評価を得たといわれています。高い翻訳精度を出せる理由は、DeepL翻訳は同社の翻訳データベース「Linguee」を基にした大量の質が高いデータを、ディープラーニングに使用したためとされています。

みんなの自動翻訳

国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が開発した、国産の機械翻訳を無料で利用できるサイトです。利用の際はユーザー登録が必要なので、最初にひと手間掛かりますが、2回目以降はブラウザーのログイン情報を記憶する機能を使うことで、不便に感じないでしょう。

20言語に対応しており、Word、Excel、PowerPointなど、多様なファイル形式からの翻訳、翻訳エディターなど、多くの機能を使うことができます。

また、汎用の機械翻訳エンジンの他に、「特許」「金融」の専門分野別の機械翻訳エンジンに切り替えて使うことができます。

具体的には、NICT自身が提唱する「翻訳バンク」を通じて、地方自治体、企業、各種団体から翻訳データの提供を受けることで、それぞれの分野に特化した高精度の機械翻訳エンジンを実現しています。

Bing翻訳

Microsoft TranslatorというMicrosoft社の機械翻訳サービスがベースとなっています。同社はGoogleに続く形で2016年11月にニューラル機械翻訳への対応を発表しました。翻訳精度はGoogle翻訳やDeepL翻訳に比べると見劣りする印象ですが、音声入力やWebページの翻訳など便利な機能があります。60言語以上に対応しており、米国のSFドラマ「スタートレック」でクリンゴン人が使用する言語「クリンゴン語」も選べるのが面白いですね。

Excite翻訳

国内ネット翻訳のパイオニア。対応言語は32言語、一度に2,000文字まで翻訳が可能です。ルールベース型の機械翻訳のため、訳語の自然さは上記の4つに比べると見劣りしますが、「専門分野」を選択して翻訳できるという特長があります。

選択できる分野は理学系、農林水産系、工学系などです。専門分野を選択することで、専門用語を反映することが可能です(日英翻訳のみ)。

Weblio翻訳

辞書サイトで有名なweblioが提供する機械翻訳。

対応言語は日本語、英語、中国語、韓国語の4言語で、一度に4,000文字まで翻訳が可能です。

英語→日本語の翻訳については、「です・ます体」と、「だ・である体」から文体が選択できます。また、単語ごとの対訳を表示したり、ポップアップ辞書機能、英語の読み上げ機能などがあります。

※各翻訳エンジンの仕様は、変更されている可能性があります。

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