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今回は、無料翻訳サイトのセキュリティー面でのリスクについてお話しします。

Google翻訳などの無料翻訳サイトは、時間の削減にもなりとても便利です。
しかし、情報漏えいのリスクなど、セキュリティー面を気にされている方も多いのではないでしょうか。

無料翻訳サイトの安全性について

2015年に、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、インターネット上の翻訳サービスに入力した文章が、他のユーザーにも閲覧できる状態で公開されていたという問題が明らかになったことを受け、クラウドサービスの利用に関する注意喚起を行いました。

閲覧可能になっていたのは、大手企業や中央省庁における取引先との契約に関するメールの内容や個人情報、企業の機密情報を含む多数の文章です。

問題となったのは「I Love Translation」という無料翻訳サイトでした。
このサイトの下部に「サービス改善のために、サーバーに翻訳結果を保存する」という意味の一文が記載されていて、デフォルトでチェックボックスにチェックが入っていました。しかし、なぜ文章が公開状態になっていたのかは不明です。

無料のGoogle翻訳のセキュリティーは?

それでは、Googleなどの知名度の高い、無料翻訳サイトの安全性はどうなのでしょうか。

Googleの利用規約では、ユーザーがアップロードした翻訳原稿は、Googleが二次利用できることになっていますが、サービス向上や新しいサービスの開発目的に限定されます。そのため、公開されている情報や文書、機密情報を含まない内容であれば、使用することは特に問題ないでしょう。

このように、無料の機械翻訳サービスを利用するときは、最初に利用規約を確認することをお勧めします。

法人向け機械翻訳サービスという選択肢

無料の機械翻訳サイトには、セキュリティーの保証がありません。
機密情報を含む情報や文書の翻訳には、無料翻訳サイトは使わないようにしましょう。

業務上、どうしても機密文書の翻訳が必要となる場合は、まず実績があり信頼できる翻訳会社へ依頼することが考えられます。しかし、予算や日程が確保できない場合は、 法人向けの有償機械翻訳サービスを検討するのが良いでしょう。ユーザーがアップしたデータは二次利用できない契約になっています。また、PCのIPアドレスを識別することで、サービスを利用できる端末を制限するなど、情報セキュリティが担保されています。

法人で機械翻訳サービスを利用するなら、機密情報を処理することも念頭に置き、セキュリティー体制が確立している法人向けサービスの導入をお勧めします。
そうすることで、情報セキュリティーを担保しながら、機械翻訳を利用することが可能となるのです。

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