Case 3.産業用ロボットメーカー
無料翻訳サービスの利用を禁止。
「APIの活用で将来的には全社導入も含め検討中です。」
セキュリティー対策として無料サービスの利用を禁止
当社は、産業用ロボットの開発・製造を行う会社です。お客さまのモノづくりの根幹となる製造ラインに関わるため、セキュリティーにはかなり厳しい基準を持っています。
近年、便利なクラウドサービスが数多く登場していますが、それらを各社員の判断で利用することは、情報セキュリティーの観点からリスクが高く、IT管理部門としては大きな課題でした。
そこで、開発部門における各種無料クラウドサービスの利用制限の検討を始めました。
自社開発のアプリケーションと連携できる翻訳サービスを検討
IT管理部門では、無料サービスに代わるものとして、新たに有料サービスの検討と、それらを統合的に利用するためのポータルとなる専用アプリケーションの自社開発に着手しました。
機械翻訳についても、Google翻訳などの無料翻訳サービスに代わるものとして、当社のセキュリティー基準をクリアし、外部連携機能を持つ機械翻訳サービスを比較検討しました。
高度なセキュリティーとAPI連携
『ニューラル機械翻訳サービス TecYaku』を導入した最大の理由は、外部連携機能としてAPIが用意されていることです。実際、複数のサービスを比較したところ、セキュリティー基準はクリアできるものの、外部連携となると追加開発、追加費用が必要になる場合がほとんどでした。
『TecYaku』はAPIが公開されているため、追加開発の必要もなくスムーズに自社開発アプリケーションと連携させることができました。
APIの活用で利用を促進。利用ユーザー数が拡大
現在、開発スタッフは、専用アプリケーションを通じて『TecYaku』を利用しています。
Google翻訳と異なり、当社固有の用語や専門用語にも対応しているので、翻訳品質も高く評価しています。海外拠点からの会議資料をスピーディーに翻訳し配布するなど、コミュニケーションの質とスピードが向上しました。
毎年更新のたびに利用ユーザーを追加しており、将来的には全社導入も含め検討を進めています。